2018-01-01から1年間の記事一覧

女の一生

卒論の調査で福島に足を運んでいる。先月は何回往復したのかを数えたところ15回だった。このところずっと疲労が抜けていない。好きでやっているからと言っても、しんどいものはしんどい。 今回の調査は、東日本大震災が当時福島県沿岸部に在住していたワー…

また逢う日まで

2年前の今日友人と別れたことをふと思い出した。 私たちはインターネットで知り合い、共通の趣味を介して仲良くなった。彼女は聡明で感受性が柔らかく、素敵な人だった。一方で、豊かな魅力を持っているにも関わらず、当時の彼女は「パートナーがいない自分…

就職活動の振り返り

1.はじめに 4月から開始した就職活動もようやく今月で終わりました。ご心配してくださった方々や、色々アドバイスをくださった方々、本当にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。 先ずはここで頑張りたいなと思える会社から無事内々…

初恋

宇多田ヒカルの新しいアルバムを購入したけれど、恐らく今夜聴いたら明日の朝は目が腫れて大変なことになってしまうのでまだ大切にしまっておこうと思う。 私が物心ついた頃と同時期ぐらいに彼女はデビューした。彼女の歌を始めて聞いたのはめざましテレビの…

非正規の友を亡くして早朝の 白む空だけ残されたまま

今朝、歌人の萩原慎一郎氏の訃報をネットニュースで知った。似たような境遇の人の死に、足元が掬われるような思いでいる。 私は高校を卒業し、正規雇用として小売業で4年半働いていた。その後2年間非正規として働き、夜間の大学へ進学。入学から現在まで依…

就活についての雑感

最近研究室のメンバーと就活について色々と話をするのですが、その時に自分が思ったことについて書いて見ようと思います。 1.その企業内で生き残れるか 私の所属する研究室では10人中9人が就職活動をしているのですが、その中でも「労働市場での自分の…

異なる立場の目線から

今年の夏は、卒業論文の調査として福島県に長期間滞在することになりました。久しぶりに地元で過ごす機会ができ、嬉しく思うとともに身が引き締まる思いです。 今回の研究の調査対象は、2011年3月時点で福島県いわき市に住んでいた有配偶(既婚)かつ未成年…

TOKIOについて福島県出身者が思うこと

1.はじめに まず初めに、この記事はこの度山口達也氏が起こした事件について、彼を擁護する意図は一切ありません。もちろん彼の芸能活動を通じた福島での活動については、勇気付けられ、励まされることが多々ありました。震災後福島で暮らす人々の生活に寄…

桜の樹の下には

毎年この季節になると、梶井基次郎の「桜の樹の下には」を思い出す。 思えば春は私にとって忌々しい季節であると同時に、自分の人生に何かしらの影響を与える季節でもあったな、と振り返って思う。 今年の父の命日は、初めて地元に帰らなかった。理由は特に…

新年の抱負

遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。 去年の末から今年の正月にかけては、高校の数学の学び直しに明け暮れていました。もしタイムマシンがあれば、高校1年の夏に「もう数学なんて一生勉強しない!」と決めた自分をお願いだから考え直せと…