スパイスがたまらない マユールのインドカレー
今回紹介するのは福島県いわき駅から約15分ほど車を走らせたところにあるインド料理マユール。主要な道路である国道6号線から細道に入ったところにあるこぢんまりとしたお店です。
東日本大震災の津波の影響により、元々あった場所から現在の場所に移転という経緯がありながらも以前として客足は途絶えること無く根強い人気を誇っています。
この日はランチタイムに伺ったのですが、平日にもかかわらず既にお店の前には並んでいる人達が2組ほど。入り口の前にあるボードに名前を書いて待合室で待つこと約15分、インドの伝統衣装サリーを纏ったきれいな女性に案内されて中に入ります。
ランチメニューの時間は11時から15時まで。値段は770円からと良心的。
この日は1日5食限定という言葉に惹かれ、マトンカレーのランチセットを注文しました。
待っている間にお店の中をきょろきょろと。お店の中はインド料理屋らしい極彩色のカーテンや置物で装飾が施されています。ふと目にとまった紙ナプキンのデザインが可愛くておもわずパシャリ。
お店の名前になっているマユールとはサンスクリット語で「孔雀」を意味するそう。どこかとぼけた表情の孔雀が愛らしいです。
ここではインドの珍しいビール、ゴールデンイーグルを飲むことも可能。
この日は運転していたこともあり、飲むことができなかったので次回はリベンジしたいです。
壁にかけられた小さな絵もかわいい。
そうこうしているうちにカレーが運ばれてきました。
ミニサラダにマトンカレーにナン。
どれも美味しいのですがなんといっても特筆すべきはこのナンです。見てわかる通りお皿からはみ出るほどのボリューム。私の顔の倍近くあります。マユールのナンは主に北インドでよく使われるタンドールという円筒形の粘土製の壷窯型オーブンで焼かれたナンで、外側はカリカリなのに中はもちもち、ほんのり炭火の香りがするのが特徴です。ちなみに料金を追加するとガーリックナン、チーズナンに変更も可能です。
マユールのカレーは10種類以上のスパイスと数種類のベースとなるソースを組み合わせ、それぞれの具材によって配合を変えており、それを活かしながら日本人の口に合うように仕上げているのが特徴です。向かいの友人はチキンカレーを頼んでいたので食べ比べさせてもらったのですが、同じカレーでもまったくの別物で驚きました。
ちょうどいい大きさにナンをちぎってたっぷりのマトンカレーを絡ませながら頬張るとサクサクもちもちのナンとマトンカレーのスパイスの刺激、そして香りが鼻に抜け、額からどっと汗が。私は使わなかったのですが、インド産の唐辛子が各テーブルに置いてあるので辛いのがお好きな方は好みで調節もできます。
カレーが残りわずかというタイミングで店員さんがチャイを運んできてくれるのが嬉しい。
ミルクと砂糖のまったりした甘さとシナモンの香りにほっと一息。セットドリンクはこの他にコーヒー、紅茶、オレンジジュースがあります。
写真におさめるのを忘れてしまったのですが、友人が食後に頼んだクラブジャムーンというドーナツをシロップに浸しヨーグルトをかけたデザートも美味しかったです。シロップの甘さとヨーグルトの酸味がさっぱりしていていくらでも食べていられます。
お会計のスペースにはインドの珍しいスパイスが1個100円で買えるコーナーも。
夜のディナータイムはおつまみもあり、使い勝手の良いお店です。
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店名 マユール
TEL 0246-68-7474
営業時間 ランチ11:00~15:00
ティータイム15:00~17:00
ディナー17:00~21:00
定休日 月曜日(祝日の場合は翌日)
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